妄想名言帖 〜過去集積〜



2004年2月



その絵がなんだか解るかい。
じつと、お前を見てる眼は、
――ああ、さらさらと雪がふる――
恐ろしいとも、怖いとも、
たよりありげな男とも、
なつかしいとも可愛いとも、
しんからとろりと身を任せてみたいとも、
むかし、むかしの血すじとも、
いつぞ何処かで会つたよな、
恥かしいこと、うれしいこと、
身に沁みるまで聞かせて呉れた、
男とも見え、よく見れば、
ただの男でない様な、
あの絵がなんだかわかるかい。
高村光太郎「雪の午後」より




幸せなどありはしない。幸せな束の間があるだけ [スペインのことわざ]


「辛(い)」に「一」を加えれば、「幸(せ)」に変わる。 [コラムニストshu]




求めるものは遠く霞む空の彼方
生きることの意味を見つけに

旅立つ船を待ちながら
高鳴る鼓動抱きながら
目指す遙かな果てに 
きっと待ってるはずの何かを
探し続けて人はさまよう
「夢の果て」
作詞作曲:石原慎一氏


<みやぎ優花様より>




ほねぬき【骨抜き】
  節操や気骨をなくさせること。
  「――にされる」
大辞林 第二版より






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