妄想名言帖

〜既掲載倉庫〜



■ 2008年2月 ■

「わたしは眠っていたんだろうか、他人が苦しんでいるあいだに? 今でも眠っているんだろうか? あす、目がさめたとき、きょうのことをどう思うだろう?」
サミュエル・ベケット
「ゴドーを待ちながら」
きれいなものばっかし見てきたやつは、本当にきれいなものの有難みがわからねえ。きたねえ世の中をはいずり回ってこそ、きれいなものがはっきり見えるのさ。
浅田次郎
「初湯千両 第三夜 宵待草」
「こっちは大丈夫だ。とにかく、生きろ」
伊坂幸太郎
「終末のフール」
そう、あきらめてはいけない。壊れたモノを元に戻すことはできなくても、“それを生かした何か”は、きっとできるはずだ。
株式会社デンソー 広告より
その人はとても回復の見込みのつかない程深く自分の胸を傷つけられていた。同時にその傷が普通の人の経験にないような美くしい思い出の種となってその人の面を輝かしていた。
夏目漱石
「硝子戸の中」


≪≪1月     3月≫≫










TOP目次妄想名言帖

Copyright©「屋根裏行李」ようこ All rights reserved.