私なんぞも若い頃、八代目の話はよく聞いたが、家が借金で苦しい時に、掛取りが大ぜいつめかけて居催促(いざいそく)だ。楽屋へ入る時間がきて、八代目が紋服に袴で玄関へ出て行って、ていねいに頭をさげ、ちょっと芝居へ行ってまいりますというと、一同道を開いて、どうぞ行ってらっしゃいましと見送ったというんだが、これで、その人柄がわかるじゃないか。 | 戸板康二 「團十郎切腹事件」 |
「負けたことがある」 というのが いつか 大きな財産になる |
井上雄彦 「SLAM DUNK」 |
人生のどこかの部分を否定したら、その後の人生をすべて否定することになってしまいます。人生には無駄はありません。 | 創業支援・経営コンサルタント 吉田雅紀 |
まことの礎(いしずえ)たれかし。 踏み越えて進む者の力となる、巌(いわお)たれかし。 |
浅田次郎「憑神」 |